すこしさまよう

前回の更新のあと、
空間と時間、アーキテクチャーというキーワードに導かれるままに
物理と建築の本を読んでいた。


物理の本。
わたしたちが生きているこの世界のほんとうの像は、3次元なのか4次元なのか、それとも10次元なのか、はたまた47次元なのか……。
よくわからない。
というか、どうでもいいような気がするんです。
たとえば映画の『マトリックス』を見たときには
「そうか、なんとなく違和感があると思ったら、
 この世界はリアルなものじゃなかったんだ」
という気づきのような感覚が、
たとえ一瞬でもあったものだけど(そして3回つづけて劇場に通ったけれども)
物理の本を読んでいても、
「やっぱりね、10次元だとおもってたよ、うすうす」
というふうにはならなくて、
読んでいる内容とじぶんとが、どんどん乖離していくばかり。



建築の本。
ぼくはグンナール・アスプルンドという人の建築が好きだ、
ということがわかっただけでも収穫。
まだ少し読んでいくつもり。
ルイス・カーンと、ヴェンチューリを、
わけもわからないまま、通読してみようか、
と妄想中。